1999年のこと 13

ふぅぅ

なんとかまにあった。
またまたおしっここいて、
スタンドへ・・・

すでにゲート入りが始まっている。

ゲート入りを嫌う馬がいる・・

俺の軸馬ケージーハヤブサだ!
「まじかぁーぉ」
入れようとするけど後ずさり・・
戻してまた後ずさり・・・


「たのむからこれ以上イレこまないで~やさしくしてあげて~」


ついには目隠ししてようやくゲート入り完了

 

スタートっ!


よしっ!ケージー絶好のスタート!

「さすが啓之さん!あんだけ

イレ込んだ馬のスタートきめるとは!」

先頭にたったのは
1番人気ケージー。
競りかける
2番人気内田博幸の道営からの転厩馬。
抜かんばかりの手ごたえで迫っていく。


「おいおい・・内田博も買ってるけども、そんなにやりあわなくても・・しかも道営では差し馬でしたしー!」


その2頭が2番手集団を2馬身3馬身5馬身と
グングン引き離す。


どちらもペース緩めずやりあう・・
ハイペースだ。


「共倒れになっちまうでー!!」

 

3コーナーの入り口で

2番手集団が差をちじめてきた。
4コーナーをまわっても
ケージーと内田博幸がなんとか
先頭をあらそっているけどもう一杯だ!
大外からもう一頭の6番人気の道営馬が
最後方からあがってきた!
すごい、手ごたえ!
この馬も買ってるけど・・


肝心の軸馬ケージーハヤブサ
内田博にもかわされ、
じわじわ下がっていく。


完全に差された!


内からも全然人気ない馬が突っ込んできた!
もうだめだー。。。


私の買った1番人気と2番人気がやりあって
ハイぺースになった結果後方待機の道営馬がみごとに差しきり勝ちを決めた。


ケージーは6着大敗!
内田博幸は3着!


2着には、3番人気。で、
馬連6630円なかなかついた・・

連勝ならず・・
ー3000円まだ1万円ぐらいプラスだ。
そんなに狙いは悪くなかった・・
ポジティブに・・

川上さんはどうやらまにあわなく
買えなかったみたい、、。

 

それからもののみごとに

3.4.5.6.7レースとかすりもせず・・


朝一の貯金がなくなり第8レースを迎えた。

 

 

「まじかーこんなに当たらないものかね!

やばいぞ~!ここで増やさないと

東京大賞典勝負にならん~!」

 

ラストチャンスの8レースのパドック

このレースが残りの2日を左右する!
気合い入れなおしてやってやる!
やるのは馬たち!

気合いをいれても空回り。。

 

地球最後のGIまで駆け足であと1レース

 

つづく・・・