たのしいはうれしい

もし自分が命をすり減らして勤めている
仕事がたのしくないのなら
自分自身が楽しくすればいい。
今という二度とこないこの一瞬を
愉しまないともったいない。
どんな場所でも誰とでもどんな時でも
笑顔は人を楽しくする。
料理を美味しくする。
#コバヤシの事
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先日のこと。

わたくし当時8歳。先生23才。

30年の時をへて全く違う土地で再会できた。
うれしいのだけどなにか夢みてるような
この場所に当時の先生が東京から札幌まで
私の料理を食べに訪ねてくれてるという
事実に不思議な気持ちになっている。
私は同窓会とか成人式とかそういうものに
一切参加したことがない。
それは自分に自信がなく、
何も芯がない自分が、ちっぽけにおもえて
その当時の仲間にあうのが怖いというか
恥ずかしいようなそんな気がしてた。
それがコンプレックスだったり
自分をディスカウントする傾向になってる。
おまえには人に誇れるものはないのか?
とたずねられたなら
『多くの人たちとの出会い』これだぜ!
と胸を張っていえる。
不自然にも必然的にも思える
この出会いという不思議なご縁に
導かれるように生きてきたような気がする。
どこかでなんとかなるさ的な
自分の事なのに他人事のような感じで。
いい加減ですが、好い加減。
私という自分でも理解出来ていない人間は
どこかで出会った誰かに何かしらの
影響を受けて成り立っていて
どの出会いも何かしらの意味があって
意味のないことにも意味がないという
意味があるそんな気にもなるぐらい。
出会いに恵まれている。
今日七夕に何かしらの力が働いていて
私と先生をこの札幌で再会させてくれた。
不思議で、ありがたいご縁に感謝!
逢うべき糸に出逢えることを
人は仕合わせと呼びます。
この歌詞がぴったしくる七夕の星空。
#コバヤシの事

おやおや

人の数だけ親が倍どこかにいる。
存命のうちにできるだけ親孝行したい。
わたしは北海道に現実逃避の
ようにやって来た。
その頃の私は私が大成しなければ
親孝行は出来ないものだとおもってた。
だからいつか大成できたらいいなって。

こんなんだからおそらく
私は私が思う大成は出来ないのだとおもう。
でも、親孝行らしきことはなんとなく
出来そうな気がする。

人の数の倍、親がどこかにいる。
だれもが親孝行したいと
思ったことがあるだろう。

私が親になってわかったことがある。
親は子供に親孝行してほしいと
ちっともおもっていない。

シンプルに純粋にありきたりだけど
子供に幸せになってほしいと思っている。

それは私の両親もそう思っていたとおもう。

だから私はなんとなく
親孝行らしきことは
出来るようなそんな気がする。
すごくなんとなく。
#コバヤシの事
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リフレッシュ。

3日間休暇をいただいてリフレッシュした。
ワタクシは、頭が良くないので、
そもそも詰め込めるキャパが少ない。
それでもなんとかこの4年間やってこれた。
今年5月から今まで早送り3倍速のような日々で、なのに仕事の中身も濃厚。かね益弥平とうふ店オープン。それと奇跡のような出来事、かつての同僚恩師との再開、縁がつないだ夢の中にいるような時間。信じられないほど刺激的ですんっごく嬉しい毎日の連続。だから日常がなにか退屈に感じてしまって何も手につかなくなってしまっていた。
完全にわたしのキャパの問題。
リセットではなくリフレッシュ。
全て同じ道の上を進んでいるから
一度時間の進み方をギアチェンジして時間をゆっくり使ってみたら、トイレの設えが美しいと感じれるまでに回復した。一昨日は尊敬する蕎麦屋の木村さんとファイターズ観戦から朝まで梯子酒。昨日は住出さんがハッスルして大盛況だった狸寄席。今日はパセオ横山剣さんに電波注入してもらった。わたしのエネルギー源は、わたしよりも上の世代の方たちが精神誠意精一杯仕事も遊びも楽しんでいるのをライブで感じる事なんだと確信した。
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松坂世代まだまだ人生折り返し地点!
充電完了!(本当はあと3日休みたい・・)
#コバヤシのこと

日常という贅沢


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江戸幕末から明治
世界大戦敗戦から戦後の日本
昭和から平成、1999年から2000年
12月31日も1月1日もただの1日。
1945年8月14日も8月15日も。
一日24時間だし、1440分だし
時間の概念だって誰が決めたか
自分は知らないし
その時その時ー瞬ー瞬に
なんの違いもありゃしない。

息を吐いて生まれてきて
息を引きとって死にゆく

死のうと思って息を止めてみる
酸素がたりなく苦しいはずなのに
「はぁっ」ってー度必ず息を吐く
何度やってもおなじ
「吐く」ことは人間にとって最も大切な事
悩み愚痴想いいろいろな物事を
吐いて生きる力に変えて
ギリギリの所で生きている。

悩みの重さは人それぞれ
他人にはとうていわかりえない。

一つだけいえる
憎しみは憎しみしかうまない。
悲しみの重さは何千何万と広がる
そして毎日はただただ過ぎてゆく。
だけど、この小さな娘といる一瞬一瞬は
映画のどんな感動シーンよりも
とても美しく光輝いている。
こんなこと思える日本が好きだ。
右とか左とかどっちでもいい。
この一瞬というど真ん中を生きていきたい。

そう心から思った
7月16日

1999年のこと 23


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1999年12月31日大晦日


恐怖の大王が空から降ってくる。
その予言を信じてこの1年、生きてきた。
いや信じ込まなければ、ここまで
生きてこれなかったのかも知れない。
今も残る川上さんの言葉

 

「世紀末だろ。だから今を
一生懸命生きるしかないベー。」

 

明日死ぬかもしれないだから
目の前にあるこの一瞬を一生懸命に。

俺の一年はなんだったのだろうか?
今日で地球終わるとしたら
これでいいのだろうか?
俺がやりたかった事ってなんだったっけ?
そんで明日どうなるんだっけ?

 

東京大賞典有馬記念
30万円の負けをとりかえしたぞ。
だからどうした?
もともとあった運をとりかえしたまでだ!
この運をどう使うかだ・・
そうあれこれ考えてたら

12月30日終わってしまった。
そして寝不足すぎる。
ねむい。めちゃねむい。

 

本日12月31日をもって、
地球がなくなる。
俺の運もここまでか・・


いやっ俺だけじゃない。
全人類地球そのものだ。


この地球そのものがなくなるのだから。
こんな莫大の運をあわせたら、
なんとかなるんじゃない?
神様とか信じてないけど祈る。
願う。

 

 

たのむー!

 

 

 

PM3:00
私が思うに、
恐怖の大王は海からやってくる
ような気がする。山じゃないだろ。
いや宇宙から海におちるだろ。
やっぱ海だ。
一番近くでみてやる!


愛車フォルクスワーゲンで海へ向う。
最後になるなら仕方ない。
一番最初に見てやる大王を!

1時間ぐらい車をとばして鵠沼海岸へ。
さらに海岸沿いを進み背中には鶴岡八幡。
目の前には湘南の海。
高台を探す。大王が見えるとこ・・

 

だいぶ来た。


でっかい立体歩道橋があった。
近くに車を止め歩道橋にのぼる。
左には海。


ちょうど夕暮れで
真っ赤な太陽が沈んでいく。

地球最後の夕日だ。


もう昇ることはない。
もちろん沈むことも。

 

あれっ?富士山?

富士山に夕日がおちていく。

「まじかっ!」

間違いなく富士山だ!!

 

正面にタ焼けの富士山。
左にオレンジに光輝く海。

そしてどこまでも、つづく海岸線。

すごすぎて、

自然と涙がでた。
止まらない。溢れ出す涙。
止まらない。止まらない。

 

夕日は
みるみる富士山の裏側に落ちていく。
どんどん目の前から
太陽の赤がゆっくりと、

でもすごく速い。

20年間生きてきて、
なんで感じなかったんだろう。
夕日の美しさ。
毎日沈んでたはずなのに。

なんで今日なのよっ!
自分に怒りすらおぼえる。


これで最後だからこんなに美しいのか?
それとも毎日普通に

こんな感じなんだろうか?
あっという間に沈んでしまった。

 

でも、富士山の空は
まだオレンジで
その逆方行はもうまっ暗だ。

 

 

光と影。

 

 

まさに光なくして影はなし。
影なくして光の意味なし!

ことわり、理屈。
すべてに意味がある。
素直にそう思える。

 


泣いたら腹が減った。
コンビニでおにぎり2ケと、
からあげクンを買って車にもどる。

 


涙を拭きながら食べた。食べた。
急な睡魔に襲われシートを
たおして寝落ちしまった。

 

「はっ」っと

起きたときには
2000年1月1日のAM1時

「まじかー」

 

2000年の
初日の出はすごく滲んで見えた。

 

 

早く働こうって思った
2000年1月1日。

 

 

金杯って何日だっけ?

未完

1999年のこと 22


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1999年12月30日PM3:00
神奈川県座間市
自分の部屋。ベッドの上。

天井に大好きな木村佳乃のポスター。
それを見つめながら・・・

 

昨日大井町のとんかつ丸八での
川上さんとの時間を思い出している。
東京大賞典の払い戻しの後、
最終レースをやらずに
大井競馬場をあとにした。
送迎バスで大井町へ。


大井町のとんかつ丸八のカウンターで
瓶ビールとつまみに

ヒレカツと串カツとトマトサラダを
注文、小さな祝勝会!!

 

 

川上さんは生ビールより瓶ビール派らしい。
「瓶ビールはうらぎらない。
生ビールは各店によって
バランスが安定しない」らしい・・。

 

この辺にも川上さんのブレない
こだわりがみえる。

 

ビールが来た。

すぐに川上さんが受け取り私に
「おめでとさん!
今日はごちそうになるよ!」っと云って
私にビールの注ぎ口をむけてついでくれた。

あぁ~
自分が先につがなくてはいけなかったのに
まだまだな自分。
できる大人にないたい。

 

「おつかれさ~ん!かんぱーい!」

川上さんはその日の競馬新聞を
捨ないで必ず持ち帰る。
それを見がら今日の反省会。
川上さん今日の収支プラス6000円!
さすが、安定感がちがう。
500円を毎レース買うのにプラスで
終えられるのて本当にすごい!!

 

私みたいな捨て身の賭け方では、
身を滅ぼす。自分でもわかってる。
地球がなくなるって思ってなければ
こんな賭け方はしないしできないと思う。

今日たまたま、うまく行ったけど。

 

しかし、まさか、
今日一日でこんなに川上さんと
距離が縮まるとは思わなかった。
ってか名前聞こう。

「俺 ? くぼたはるお」

やはり、川上じゃないよなっ!

おいくつなんですか?

「歳?68才

独身ってかバツ1ってやつだぁ~うはははぁ」

お世辞じゃなくもう少し若くみえる。
話してみると川上さんは、
自分で運送会社を経営していたらしく、
人も使いながらやっていたけど、
10年前奥さんと離婚。
それと同時に一人息子にゆずって、セミリタイア。
お中元やお歳暮の時期は手伝っているらしいけど。
今は大井競馬と孫と釣りにいくのが
楽しみだっと笑顔で語っていた川上さん。

けっこう話した。

 

 

こんな大人にになりたい。
金持ちもいいけど、
自分の身の丈にあった生活、人生。
すごく、うらやましい!
なにより本当ににっこにこで楽しそう!

 

川上さんみたいな競馬人になりたい。
ギャンブルって聞こえは悪いし、
なんかいけない事をしてる罪悪感すら感じさせる。
でも、誰一人川上さんの競馬ライフを
否定できないだろう。
あの笑顔にふれたら。

 

 

私は勇気を出して
「あと2日で地球なくなるって思ってるんですけど、どう思いますか?」ってたずねた。

 

川上さんは急に真顔になって

「世紀末だろっそうなんだよなー。
だから今を一生懸命生きるしかないベー。」

って言ってつづける。

 

「おいさんは毎日そう思って生きてるよ。
さっきも言ったけど、金は運だ。命もそう。
友だちも何人か死んじまったけど、
本当に運だ。働いた金もそう。
自分の時間を運に変えてるにすぎない。
その運を使って馬券を買う。
当たればまた運が増える。
それをまた一頭の馬にのせて自分の運をためす。
運のやりとりの繰り返しだ。
その運をわけてもらって
ビールを飲ませてもらってるわけだが、
うはははぁ・・。」

 

ドクンっ

 

自分の中の何かが弾けたような気がした。
そのことを思い出してむかえた
1999年12月30日夕方。

 

 

 

地球滅亡まであと1日
つづく