1999年のこと  15

大井の1600mはスタンド前からのスタート。
ゲートからどの馬が絶好のスタートを決めたかよくわかる。この1600mは内周りだから最後の直線が外周り386mより100m短い286mそのため、本当にコーナーの位置取が重要なのだ。どれだけロスなくコーナーをまわるか。これが最大のポイント。
だから1500、1600mは
内枠の先行馬が圧倒的に有利なの。
私のアタゴタフガイは6枠7番もう一頭の、
逃げ馬ボスオブモスは大外8枠12番。
スタートが本当に重要!

「にいちゃん!!

文ちゃんの最初のコーナの入りみとけっ!」

今日、何度も川上さんに言われてきた。
だからスタートを
ゲートの目の前で見てやる。
コースの目の前まで行って
柵につかまってスタートを観る。
ドキドキが最高潮に達して

 

ガっっしゃんっ!!

一勢にスタート!!

 

大外のボスオブモスが絶好のスタートだ!
的場文男
うまくスタートしたのをしっかり見て
急いで川上さんのいるスタンドに戻る。
コーナーの入りをみなくっちゃ!
メインビジョンを見ながら戻る。

 

内アタゴ外にボス並らんで
第1コーナーに入った!


並んでいるけど内にアタゴがいる分
外のボスが結構外をまわっている。
スタンドに戻ると的場文男信者川上さんが

Гこれだ!単独でも行けたのに文ちゃん。わざとボスの横に並んでコーナーに入ったんだ!!」
本当か?
ボス絶好のスタートだったから、
ただ的場がハナにたてなかったのでは・・、
ちょっぴし疑いの目。
2頭が2番手集団を3馬身引き離し
並んだまま第2コーナをまわって向正面に。
さらに2番手集団を引き離す。

 

こんなやつ、さっき観たぞ~
2レースの悪夢がよぎる。

 

外のボスがさらにペースを上げ
アタゴを引き離す。

的場は無理に追わず1馬身さがって
第3コーナーに入る。


さらに外から2番手集団を抜けだし
1番人気のイセイチインターが
アタゴをかわしボスに並びかける。

アタゴタフガイ3番手に下がり
2番手集団にのまれる・・。

 

イセイチとボスが先頭で
4コーナーをまわって直線!


俺の馬連2点はアタゴタフガイながし!
声がウラがえる!!
Гマトばぁあああ~」


イセイチ抜けた~
ボスとアタゴを一気に引き離した!
内からもう一度アタゴタフガイ!
的場文男のムチに応えて伸びる!
ボスオブモスをかわしたー!

 

残り100m


外からなんかくるー!
最軽量の人気薄だぁ!!
アタゴに並ぶ!!

「まじかぁぁー

そのままそのままー!!的場ぁ~!!」

的場の鬼の風車ムチ!
アタゴさらに伸びる!!

「よし!」

 

「そのまま~!」

 

「もう少し・・」

 


「がんばれっ・・・」 

 

 

 

「よっしゃ~!」

 

1着イセイチインター
2着アタゴタフガイでゴール!!

 

「やったっ!やったぁあぁぁ!」

 

 

地球最後のGIまであと40分
つづく

1999年のこと 14

第8レース4才(旧馬齢)混合12頭だて
シクラメン特別 1600m

いよいよ、この次のレースが
地球最後のGI東京大賞典


さすがGIどんどん人が増てくる。
このレースのパドック
人の波が押し寄せてる。
朝一に当てたプラス分の貯金も
7レース連敗で底をついた・・。
今日はいけるって思ったのに。
調子にノってビールと串焼き食ってて、
パドック見逃したバチがあたったのかな。
だけど、
まだ勝負の途中このレースで絶対増やす!
のこりの軍資金は2万3千円!
ここでびびって細かく買っても仕方ない、
ちぢみこまず大きくいくぞ!
朝から川上さんも
この8レースが
自信の勝負レースって言ってた。
なぜならば、
大井の帝王 的場文男がデビューから
ずっと乗ってるアタゴタフガイ。
しかも逃げ馬!
前走は同じ1600mで3着に残ってる!

川上さん曰く
「この逃げ馬は次のGIで騎乗する
ゴールドヘッドの逃げ練習だよ。
文ちゃんの逃げは世界一だよ!
にいちゃん!
コーナーの入りみておきなっ!」って、
このレースで1日1回の


勝負レース資金1000円を使うらしい。
なんかすごい自信だ。

 

1番人気 イセイチインター 宮浦[先]

2番人気 アタゴタフガイ 的場文[逃]

3番人気 ボスオブモス 本浦[逃]

4番人気 エクセレントワン 石崎隆[差]

ここまでがー桁オッズで人気が割れている。
パドックで他のメンバーみても
この四頭できまりそう。
ただ不安はボスオブモスも逃げ馬。
本日の第2レースの
2頭共倒れの悪夢がよみがえる。
いや的場文男の逃げを勉強する意味で
タフガイを買う!軸は的場からいく!
イセイチインターは先行から
抜け出す競馬が安定してきた。
それが評価されて1番人気。
1番2番人気の馬連みてみると
13倍もついている!!
「まじがっ!こんなにつくの~!」
これはおいしい!
人気割れてるから馬連はどれ買っても
10倍以上!!ボーナスレースだ!!
負けられん!!
軍資金の半分いってやる!


勝負馬券
アタゴタフガイから馬連2点勝負
イセイチに1万円
エクセレントに3千円

これでいくー!1万3千円つっこんだ!
半分以上いったったー!
ドキドキしてきた。


この前の30万一点勝負を経験したけど、
今確信した。
このドキドキは金額の問題じゃないのだ。

 

自分が信じた馬に裏切られるかもしれない
恐怖からくるドキドキなのだ。っと。。

GI前のレースとあって
「ゲートイン」も予想に力がはいる。
すごい人だかり。
スタンプを押す

おじさんがみえないくらいだ。

そして、締め切りベルが鳴り、
馬場では旗が振られ、
第8レースのファンファーレが鳴り、
ゲート入り完了!!


運命の8レース スタート!

 

 

地球最後のGIまであと1レース
つづく

1999年のこと 13

ふぅぅ

なんとかまにあった。
またまたおしっここいて、
スタンドへ・・・

すでにゲート入りが始まっている。

ゲート入りを嫌う馬がいる・・

俺の軸馬ケージーハヤブサだ!
「まじかぁーぉ」
入れようとするけど後ずさり・・
戻してまた後ずさり・・・


「たのむからこれ以上イレこまないで~やさしくしてあげて~」


ついには目隠ししてようやくゲート入り完了

 

スタートっ!


よしっ!ケージー絶好のスタート!

「さすが啓之さん!あんだけ

イレ込んだ馬のスタートきめるとは!」

先頭にたったのは
1番人気ケージー。
競りかける
2番人気内田博幸の道営からの転厩馬。
抜かんばかりの手ごたえで迫っていく。


「おいおい・・内田博も買ってるけども、そんなにやりあわなくても・・しかも道営では差し馬でしたしー!」


その2頭が2番手集団を2馬身3馬身5馬身と
グングン引き離す。


どちらもペース緩めずやりあう・・
ハイペースだ。


「共倒れになっちまうでー!!」

 

3コーナーの入り口で

2番手集団が差をちじめてきた。
4コーナーをまわっても
ケージーと内田博幸がなんとか
先頭をあらそっているけどもう一杯だ!
大外からもう一頭の6番人気の道営馬が
最後方からあがってきた!
すごい、手ごたえ!
この馬も買ってるけど・・


肝心の軸馬ケージーハヤブサ
内田博にもかわされ、
じわじわ下がっていく。


完全に差された!


内からも全然人気ない馬が突っ込んできた!
もうだめだー。。。


私の買った1番人気と2番人気がやりあって
ハイぺースになった結果後方待機の道営馬がみごとに差しきり勝ちを決めた。


ケージーは6着大敗!
内田博幸は3着!


2着には、3番人気。で、
馬連6630円なかなかついた・・

連勝ならず・・
ー3000円まだ1万円ぐらいプラスだ。
そんなに狙いは悪くなかった・・
ポジティブに・・

川上さんはどうやらまにあわなく
買えなかったみたい、、。

 

それからもののみごとに

3.4.5.6.7レースとかすりもせず・・


朝一の貯金がなくなり第8レースを迎えた。

 

 

「まじかーこんなに当たらないものかね!

やばいぞ~!ここで増やさないと

東京大賞典勝負にならん~!」

 

ラストチャンスの8レースのパドック

このレースが残りの2日を左右する!
気合い入れなおしてやってやる!
やるのは馬たち!

気合いをいれても空回り。。

 

地球最後のGIまで駆け足であと1レース

 

つづく・・・

1999年のこと 12

早速かんきん~かんきん~!
2000円が16000円に!プラス14000円!!
ビールの御礼に大好きなカツ串と牛すじ串を1000円分購入して川上さんとつまみながら

第2レースを検討する。

第2レース
3才1500m混合
1レースとまったく同じ!
Гこりゃーまた逃げきりきまるなっ!」
ほろよいの川上さん。新聞でも印は
鈴木啓之の逃げ馬に集まっている。
実は私この鈴木啓之ジョッキーが大井で

1番好きなジョッキー。
なぜなら、比較的にあまり人気のない馬に乗っていてオッズがつくのです。
あまのじゃくの私にピッタリ!
それで何度も高額配当いただいています。
追込みがすごい!
穴をあけているイメ一ジ。なんとな~く

相性がいいジョッキーなのです。
このレースでは1番人気の逃げ馬
ケージーハヤブサに騎乗。
前走もこの大井で逃げ切りを決めている。
こりゃー買わないわけにはいかんね!
このレースには的場さんは出走なしか・・
軸はきまったね。相手は~パドックで・・

ってやばい、、ゆっくりしすぎた~。
もう本馬場入場してる~!
「ゲートイン」でヒントもらう。
ゲートインのおじさんが言うには、
道営から転厩の3頭とのモノサシが

ないから力関係が難しい、だけど、
今年の道営はレベルが高いらしい。
すぐにここでも通用するかも・・。
とのこと・・。ふむふむ。
時間ないし軸はきまってるから

その3頭に流す!
1000円づつ3000円分馬連やー!

さっきの的中と鈴木啓之
俺に自信と安心をくれている。
なんの心配もいらない!いける!3点購入!
締め切りベルが鳴り響く。
それと同時にまたしても安心とビールが

3コーナーを回って、
早じかけで尿意をつれてまくってくる!
トイレにダッシュ~!

 

 

 

地球最後のGIまであと7レース
つづく

1999年のこと 11

おしっここいて、
直線の真ん中ぐらいのスタンドからレースを観る!
ゲット入りを嫌がる馬はいない。
すんなりゲート入り。


一斉にスタート!
「あっ!1頭出おくれたー!」


なんと2番人気の内田博幸がスタート失敗!
人気どころなのでため息混じりの声があがる。
1番人気の逃げ馬はスタートを決め
いつもどうりの先頭に。
「よっしゃー!いいぞ!ライバル1頭脱落だ!」
対抗の的場文男は定位置の中段に。
ペースも競りかける馬もいなく
ゆったり平均的!
2番人気内田博はかなり離れたシンガリ。
3コーナーから4コーナーにかけて5番手の的場がしかける!
先頭の1番人気がさらに引き離す!
内田博シンガリのまま!

 

Гいける!的場まくり上げろ!」

 

直線を向いても1番人気の馬が3馬身引き離して先頭。
的場が4頭一段の2番手集団を外から競りかける。


そして左ムチがうなる!


抜けたっ!先頭の馬に並ぶ。その内から石崎隆之が迫る!

Гどっちでもいい!そのまま!そのままっ!」

1番人気先頭のままゴール!
「よっしゃー!」
態勢は微妙だがすんなり掲示板にあがった!
馬連8倍に2000円
16000円しかも1点買で!
1レース目から、幸先いいー!


後ろから肩を叩かれ、紙コップビールを渡された。
もちろん川上さん!仕事が早い!
川上さんも枠連1点買いで500円購入。
場内に確定払い戻しが映し出された。
なんと!
馬連800円
枠連820円
枠連の方がついてるー!
川上さんにっこにこ!

「さすがですねー!いただきまーす!!」
紙コップで乾杯!
有馬の暗闇からわずかな光が
射し込んだ気がした平日の午前11時。
からっぽの胃袋にビールがしみるぅ~

 

 

地球最後のGIまであと7レース
つづく

1999年のこと 10

前からなんとなく感じていたけどここ大井に集まってくる人たちは大井的プライドをもっているような気がする。

かつてハイセイコーイナリワンが在籍。

中央の馬達を力でねじ伏せたように
交流競争で中央からやってくる強豪たちを
地元の馬が負かしてくれるって思っていたり

そのくせ中央落ちして転厩してきた馬がまた、中央に戻ったら

その馬を応援しちゃう。

一度大井の砂を被ったらもう家族。
だけど馬券は意外とシビアだったり。
中央落ちの転厩初戦なんかは
◎ぜんぶ持っていく。
1倍台のオッズだったりするのは
あたり前。それはそれ、これはこれ的な。
その辺が東京の冷たさだったり、
下町の温さだったり。それが大井競馬。


今日の私の軍資金は2万3千円。
これを、どうにかメインの東京大賞典までに増やして有馬で失った30万を・・・・
いやそれ以上を狙えう。
あと2日で地球が滅亡するその前に、
なんとか大人な豪遊がしたい。
とりあえず勝負レースをしぼるべく

新聞を開く。

 

第1レースは3才馬レース(旧馬齢現2才)
1500m混合

 

牝馬の逃げ馬に印が集中。
これはおいしい!
この牝馬は安定してた先手をとり

逃げれる馬だ。私は知っている。
ここ大井や浦和、川崎では
先手を取った馬がそのまま逃げきることや
先行して勝ちきるのがほぼ80%なのだ。
言い切ったがこれは完全に私の感覚だが。
小回りコースなのでどれだけロスなく

コーナーをまわるかでレースがきまるのだ!
そうどっかで聞いた・・。

 

これは1Rから勝負できるな!
そう思い新聞に自分の軸馬に赤ペンで丸を

つけながらパドックヘ。
今日は天気がいいけど、風が冷たい。
馬たちが周回を繰り返している。
早くも川上さん馬を見ている。

「どうですか?いい馬いました?」って

声をかけるとフルカラーに

なった新聞をみながら

「こりゃー買う馬2頭しかいねーなっ」
っと新聞をぺンで指さしながら
馬に視線を送る。その視線の先には
あの逃馬牝馬ともう一頭はペンが指している


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大井の帝王 的場文男
Гこの2頭の牝馬できまり!」
川上さんは、
的場文男に絶対の信頼を置いている。
それを抜きにしてもパドックでは
キビキビ動いている。
1レース目だし川上さんにのってみるか!
軸馬は安定感のある1番人気の逃げ馬、
的場文男の馬は差し馬で
前走も2着にきてる現在3番人気。
かたいかな~つかねーだろなー
オッズを見ると馬連8倍!!
Гけっこ~つくなっおい!!」
って声に出ちゃうくらいあがって
馬連を2000円も購入。
もちろん1点買い!
当たれば1万6千円!いや当たる!
締め切り5分前の音楽がなる。
もう馬券買ってるけどこの音聞くと
ソアソアする・・・
そしておしっこ行きたくなる。
「ゲートイン」の予想も、
同じだ!いける!
安心してトイレに・・・
そして

しめきりベルが鳴る・・

地球滅亡まであと2日
つづく

1999年のこと 9


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川上さんとバスに乗る。
ってか川上さんじゃないし。
でも、もはや私の中では
川上哲治よりも川上さんだ。
バスの中で有馬で30万円やられたことを
川上さんに話した。
川上さんは、真面目な顔して
「俺は金ないで~貸してやれないぞー。」
って小さな声で言った。

まさかの返し。俺が金貸してほしくて、
相談話したみたいになってしまった。
いやいやそこはただ笑ってくれれば
よかったのにー。しかも、名前も知らない人に、
金貸してっていわないし!
でも、川上さんは、
毎回1レースに500円しか賭けない。
かたくななポリシーの持ち主。
勝負レースには倍の1000円。
11R全部買っても6000円。
そんな川上さんからしたら30万負けた話は
深刻に聞こえてしまったのだろう。
少し反省。

ただスペシャルウィーク
一点勝負したことに後悔はないことと、
お金は貯金箱あけたことも説明して
笑い話になった。
川上さんは毎回会うたびに
同じ話をバスの中できまってする。

大井町には三菱重工があるんだけど、
実は昔そこで日本軍の戦車つくってたんだ。
だから空襲で狙われちまって、
ここら辺も焼け野原だったんだ~」って。
そのたびに
俺は初めて聞いたような振りをする。
今日もお約束のその話を聞いたくらいに、
とうちゃく~。

今日のメインは
第9レース第45回東京大賞典GI
発走は15時40分!
第1レースの発走は10時55分
今はまだ10時ちょいすぎ。
でもさすがGIいつもより人が多い。
いつもと違う雰囲気に少し緊張。
予想屋のおじいちゃんたちも、
心もち顔色がいい。

地方競馬場には組合が
認めた認定予想師たるものがいる。
だいたいおじいちゃん1人と
弟子1人の2人で店をやってる。
予想を5cm角ぐらいの紙に
スタンプで馬連を4~5点押す。
それを100円で売る。
1日分まとめてなら1000円とか900円とか。
人気のある予想屋なんか、
みんな、その口上を聞くのに
黒山の人だかりになったり。
なんせ、買い目スタンプの紙もらうときに
初めて100円払う、口上きくのはタダなのだ!
人が集まると気分よくなっちゃって
予想口上をレース締め切りギリギリまで
するもんだから、予想の紙、
奪い合いみたいな感じになったりする。
これがまた、地方競馬にきてるなーって
感じがしていいんだ。
川上さんのおきにいりの予想屋「ゲートイン」
そこのおじさんとは、もう二十年来の
知り合いみたいな感じで話してたり、いつも
ゲートインの近くに自分の居場所を確保している。
私もその予想屋の口上が好きで
ついつい聞いちゃう。
けど私はあくまでも参考。予想も買わない。
川上さんもその日の勝負レースしか買わないし
買い方も単勝枠連しか買わない。
ただ的中したときは、
ゲートインのおじさんにご祝儀を渡す。
川上さんだけじゃなく
それがここの風習。流儀。
JRAの競馬場では、絶対みられない光景。
昭和的だしなんか異国にいる感覚にすら襲われる。
川上さんは5色の蛍光ぺンを使って
キレイに新聞を塗る。
過去に同じレースを走っている馬柱の色分けして
力関係くらべが一目瞭然!
今日も川上さんの新聞はフルカラーだ!

地球滅亡まであと2日