1999年のこと 7

東京大賞典出走馬確定の新聞の文字。
確かに体に電気が走った!

2万3千円こんな、
はした金もっててもしかたない。
大井で人生を終えよう。
なんで気づかなかった。
まだ俺は負けてない。勝負の途中だ!
出走表を見てみる。
印が集まっているのは、

地方所属馬初の中央GIを勝った
岩手のメイセイオペラ

地元大井の帝王的場文男の快速逃馬
ゴールドヘッド

中央から参戦牝馬横山典弘
ファストフレンド

中央から4連勝中の
ワールドクリーク

中央からダート交流を渡り歩く
オースミジェット

前走イナリコンコルドを破った
マキバスナイパー

アブクマポーロと接戦を重ねてきた船橋
サプライズパワー

などなどさすが地方の一年を締めくくる
東京大賞典
メンバーみただけでワクワクがとまらない!!

どうしよう。悩む。

いいだろう。

伊達に一年間遊んで
暮らしてきたわけではない。
真面目に遊んできたつもりだ。
競馬には毎回全力で取り組んできた。
そこいらのプ一太郎とは違う。
パチンコはしないし、タバコもすわない、
女もいない、遊ぶために
いろんなバイトしてそれを全力投資。

真面目だ。

俺は他人とは違うし、

自信がある。

だが根拠はない。

まぁいい12月29日あと2日。
俺の知識丶浅い経験丶自信
すべて出しつくしてやる。
まってろ大井町

地球滅亡まであと4日
つづく